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猛暑
2020-08-20
連日の猛暑
昨日、業者さんが「足場を組んでいる職人が熱中症になって、足場の上で意識はあるが動けなくなって心配しました。救急車を呼ぼうか?と思いましたよ」と
この暑さの中での仕事は、本当に命取り
しかし、救急隊員は足場の上で動けなくなった人を助けるのも至難の業だと高所恐怖症の人は絶対無理
でも、彼らは鍛えられているので、どんな状況でも人の命を助けるためには頑張るのでしょうね
お盆期間中に読んだ本
三浦しをんさんの『愛なき世界』装丁の美しさに惹かれて手に取りました
植物をこよなく愛するリケジョ(理系女子)に恋するコック男子のお話なのですが、さすがしをんさん
彼女の代表作『舟を編む』でも、辞書を作る過程をすごく丁寧に書かれていましたが、今回の作品も大学院の植物研究が細やかに描かれています。
すごい取材力職人気質の作者さんだと
題名の″愛なき”とは、植物には感情も神経もない。なので"愛する”感情が無い生物。しかし、一粒の種から実を成すという一連の生命の力を持っている。
その世界に虜になって、自分の感情を持て余してしまう主人公。遺伝子レベルの内容は少し難しいのですが、題名とは反して愛がいっぱいの本でした
ちなみに、植物を育てるのが上手い人は『緑の指』を持っていると。残念ながら私は植物を枯らしてしまう『茶色い指』を持っています
古市憲寿さんの『百の夜は跳ねて』は、高層ビルの窓清掃業の主人公が、お金持ちの老婆から清掃している部屋の盗撮を頼まれる。という内容。
古市さんは、最近の芥川賞候補にもなっているので一度読んでみようと思って・・・
最後まで読んで、「ん?これでいいの?」というスッキリしない終わり方。
途中が面白かっただけに残念な気持ちが残る一冊でした。