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パワフルに生きる❕
2020-07-30
佐藤愛子さんの『気がつけば、終着駅』
若い時に婦人公論に書かれた初エッセイから、最新のエッセイまで収められた本です
佐藤愛子さんといえば『九十歳何がめでたい』がベストセラーになり、その内容の痛快さにファンになった方も多いと思います
それにしても、佐藤さんは1923年11月生まれの96歳
エッセイにも書かれていますが、2度結婚されています。が、最初の旦那さんはモルヒネ中毒で離婚2度目の離婚で旦那さんの借金を被り返済
それにしても、パワフルな生き方には勇気をもらえます
同じ年代の作家さんで、瀬戸内寂聴さん(98歳)がいらっしゃいますが、この方のエッセイ穏やか
人生相談にしても、佐藤さんは相談された内容に対しても「それがどうした」というスタンス
瀬戸内さんは、仏の道に沿ったお返事
正反対の性格のようなおふたりですが、戦中戦後をたくましく生き抜かれた『大正生まれ魂』が宿っています
そして、この方々達の悪戦苦闘が今の女性の地位を培ってきたのだと思います