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2020年後半スタート❕
2020-07-02
うるう年の今年は今日から後半スタートとなります
新型コロナ収束の見えない中で不安要素が多いスタートです
やっと、芥川賞受賞の『背高泡立草』(古川 真人:著)を読みました
平戸にある的山大島(あづちおおしま)の空き家(古家)の草払いの日常に、昔は捕鯨で栄えていた島の話を絡ませた作品です。
芥川賞受賞作と変に意気込んで読むと期待したほどでもない賛否両論だと・・・
方言描写が多く、九州出身の人なら日常話す言葉なので違和感はあまり無いと思いますが、他の地方の人はかなり読みづらいのでは
また、捕鯨の様子も細やか書いてあります。
生月町にある島の博物館に捕鯨の様子を再現したジオラマ等がありますが、以前にそれを見物していたので捕鯨描写もよく理解できました
この作品も過去と現在を微妙に絡ませ奥行きの深い作品だと思います
それにしても、2017年に芥川賞受賞の『おらおらでひとりいぐも』(若竹 千佐子;著)は岩手弁で綴られていましたが、最近は方言で表現する作品が選者の好みなのでしょうか