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先日まで、直木賞作家の江國香織さんの『去年の雪』（こぞのゆき）を読んでいました

江國さんといえば恋愛小説短編が上手い綺麗な文章を書かれる作家さんというイメージです。

この『去年の雪』は100人以上の人物のショートストーリーが現在・過去・死後の世界と、一遍一遍の繫がりはないけれど時代を超えて繋がっているという不思議な感覚に陥る本です。

普通、本を読んだ後は、感動したり、辛かったり・・・それなりの感想があるのですが、この本の読後は『』何だったのだろう・・・・

登場人物が多すぎて頭がついていかないというか、記憶が乏しいというか・・・

風景描画などは「さすが、江國さん」なのですが、登場人物が過去の人と交わったり死後の世界の人と交わったり・・・私はついていけなかった

彼女は『過去も現在も死後も同じ延長線のうえにある』ということを伝えたかったのかな

江國香織さんを読み慣れた人ならば、この『江國ワールド』が理解できるのかもしれません