ブログ
歴史の生き証人
2020-05-28
先日、実家の母と久しぶりにレストランで食事をしていた時、「あ~生きとれば色んなことがあるもんだね~まさか国から10万円も貰う日が来るとはね~」と。
母は86歳。実家のある南島原からバスと島鉄列車を乗り継いで一人で諫早まで来るので、アチコチ調子が悪いと言いながらも歳の割には元気なほうだと思います
さすがに、戦争・オイルショックと様々な体験をしてきた母ですが、ウイルスで世界中が恐慌状態になる様子にかなり衝撃を受けたようです
ただ「戦争の時は食べる物が無くて苦労したけど、今回は食べる物に不自由はないし、焼夷弾も落ちてこんけん。ジッと家におれば大丈夫やったもんね」と笑っていました
長崎の被爆体験を語る人も高齢で生き証人が減っています
私が幼い時は片腕が無いおじさんや、足を引きずって歩くおじさんをよく目にしていました。「あの人は戦争で腕をやられて無かもんね」と大人の人が言っていました。
私も今まで生きてきて、まさかと思った『雲仙普賢岳の噴火』『阪神淡路大震災』そして、もう日本が終わるかもしれないと怯えた『東日本震災』『福島第一原発事故』そして、今回の『新型コロナウィルス』
歴史の生き証人として、孫たちに伝えていかなければならない事が色々あるなぁ
それにしても、86歳の歴史の生き証人は『ステーキ定食』を完食し、ステキな帽子を買い、満面の笑顔で「今日は楽しかった生きる活力が出てきた」と大満足して帰っていきました